1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969

1963 昭和38年

上演作品
▽3月
『夏の夜の夢』 雲No.1
▽6月
『動物園物語』 アートシアター演劇公演
▽9月
『アメリカの夢』 アートシアター演劇公演
▽11月
『聖女ジャンヌ・ダーク』 雲No.2

出来事
▼1月14日
東京会館にて記者会見、福田恆存ほか二十四名の創立同人が劇団雲の結成と現代演劇協会の構想について発表
▼1月末
研究所所員荒川哲生がフォード財団の招待により渡航、欧米の演劇事情視察
▼2月3日
劇団雲創立総会。事務所を東京都千代田区千駄ヶ谷三の四八八におく
▼5月20日
現代演劇協会に対して財団法人設立許可。創立時の役員<理事長>福田恆存<常任理事>芥川比呂史、向坂隆一郎<理事>小林秀雄、大岡昇平、中村光夫、武田泰淳、吉田健一<監事>吉川義雄、酒井三郎、飛島斉<評議員>浅利慶太、今里広記、岩佐凱実、小汀利得、大浜英子、大原総一郎、川口松太郎、工藤友恵、今日出海、佐々木茂索、佐藤亮一、坂西志保、桜田武、鹿内信隆、嶋中鵬二、菅原卓、田中千禾夫、田中美知太郎、寺尾威夫、永野重雄、弘世現、水野成夫、宮沢喜一、湯浅祐一、吉田秀和、飯島小平、今道潤三、川喜多かしこ、清水与七郎、高野善一郎の各氏
▼6月
附属演劇図書館を設立・運営のため「寄附行為」を改訂。同図書館および協会ホール、事務所などの建物建設のため、東京都港区六本木一丁目四番十二号(当時麻布箪笥町五)に用地一七六坪を購入。飛鳥建設(当時飛鳥土木)に設計・建設を委嘱。この建物設立資金の基金に対して、大蔵省に特定指定寄附を申請、その許可を得る
▼12月4日
福田恆存が渡欧。米、英の演劇関係者と演劇国際交流について協議
『聖女ジャンヌ・ダーク』が三十八年度文部省芸術祭賞受賞
北村総一郎(総一朗)、橋爪功、阿部良、深沢英子などを研究生として採用

1964 昭和39年

上演作品
▽5月
『御意にまかす』 雲No.3
▽7月
『殺し屋』 アートシアター演劇公演
▽8月
『恋人』 アートシアター演劇公演
▽10月
『汽笛一声』 雲No.4

出来事
▼3月3日-30日
福田恆存プロデュース『リチャード三世』(日生劇場)に仲谷昇、西本裕行、加藤治子ら出演。
▼3月
アジア財団の招待により稲垣昭三及び研究所中西由美、本宮昭五郎が渡航、欧米の演劇事情を視察
▼4月
福田恆存、シェイクスピア生誕四百年祭の招きで渡米
寺田農、真屋順子、柳川慶子、遊佐ナオ子、高島多恵、大橋也寸など二十五名を研究生として採用
▼6月1日
評議員 高野善一郎氏死去
▼6月
アメリカ国務省の招待により神山繁、文野朋子、仲谷昇、岸田今日子が渡航、欧米の演劇事情を視察
▼10月8日
港区麻布箪笥町五に協会建物完成。演劇図書館、協会ホール、事務局を千駄ヶ谷より移転
軽量鉄骨モルタル造二階建。総建坪一四九・五四坪。一階、視聴覚ホール一二〇席、その他公共部分。二階、役員室、事務室、図書室、その他公共部門
▼11月
『汽笛一声』は第十九回文部省芸術祭主催公演として、福岡、岡山、京都、高松などを巡演

1965 昭和40年

上演作品
▽5月
『ロミオとジュリエット』雲No.5
▽7月
『夏の夜の夢』雲No.6
▽8月
『夜への長い旅路』雲No.7
▽10月
『罪と罰』 雲No.8

出来事
▼2月
英国よりブリティッシュ・カウンシルの協力により演出家マイケル・ベントール氏を迎え、『ロミオとジュリエット』上演。高谷照次郎氏が通訳として協力
▼3月6日
<岸田國士演劇追悼祭>を協会ホールにて開催。『チロルの秋』を福田恆存演出、仲谷昇、岸田今日子、谷口香の出演で上演
▼4月
有川博、石田太郎、樋浦勉、結城美栄子、村田元史、濱名樹義など十七名を研究生として採用
▼6月
アメリカ国務省の協力により演出家ハロルド・クラーマン氏、舞台監督ポール・モリソン氏をはじめウイリアム・プリンス、ルース・ホワイト、オーガスタ・ダブニ、ロイ・シャイダー、アイラ・ルイズなどの俳優が来日。演劇講座(『夜への長い旅路』公開稽古)を行う。なお『夜への長い旅路』は、この講座に参加した雲の俳優たちにより、荒川哲生演出で雲七回公演として上演
▼11月9日
旧にんじん・くらぶより菅井きん、倉田爽平、瞳麗子、宝みつ子、南原宏治、藤木孝、国景子、岡田真澄、杉浦直樹の九名が集団移籍
▼12月25日
前記九名により附属劇団欅結成。新しい「市民劇」の確立を目標に活動を開始する
▼12月
アメリカ国防省、アジア財団の招待により高橋昌也、加藤治子が渡航、欧米の演劇事情を視察

1966 昭和41年

上演作品
▽2月
『じゃじゃ馬ならし』雲No.9
▽5月
『黄金の国』雲No.10
▽7月
『債鬼』アートシアター演劇公演
▽9月
『ドン・ジュアン』 雲No.11
▽11月
『鬼』 実験劇場No.1
『鬼の始末』 実験劇場No.1

出来事
▼2月6日
アジア財団の招待により、加藤和夫、福田妙子が渡航、欧米の演劇事情視察
▼3月8日
東京会館にて、附属劇団欅結成披露
▼4月
英国俳優テレンス・ナップ氏来日、雲・欅演技員と交流
小沢紗季子(寿美恵)、遠藤征慈、岡本富士太、柏木隆太、簗正昭、高林由紀子、藤田みどり、伊藤瑛子など十九名を研究生として採用
劇団研究生より阿部良、北村総一郎(総一朗)、橋爪功、深沢英子を雲準演技員に採用
▼7月15日
フランス政府派遣により演出家ジャン・メルキュール氏来日。『ドン・ジュアン』を同氏の演出により附属劇団雲で上演、末木利文、大橋也寸両氏が通訳として協力
▼10月
毎日放送と提携、雲・欅両劇団の出演により連続テレビドラマ「怒濤日本史」十三本を制作
▼12月1日
評議員 佐々木茂索氏死去

1967 昭和42年

上演作品
▽1月
『遙かなる団地』雲No.12
▽3月
『億萬長者夫人』欅No.1
▽4月
『動物園物語』アートシアター演劇公演
▽5月
『ヘンリー四世』 雲No.13
▽7月
『ジュリアス・シーザー』 実験劇場No.2
▽9月
『榎本武揚』 雲No.14
▽11月
『億萬長者夫人』 欅No.2
▽12月
『リア王』 雲No.15

出来事
▼3月15日
アジア財団の招待により内田稔、新村礼子が渡航、欧米の演劇事情視察
▼4月
小山武宏、佐古正人、西田健、丸岡将一郎、田中真紀子、松本留美、安江弘美、池田道枝、家高勝など二十七名を研究生として採用
演劇研究生より柴田昌宏、野村昇史、寺田農、有川博、石田太郎、真屋順子、戸山啓子、遊佐ナオ子、結城美栄子を雲準演技員に、笹岡勝治、富永一矢、小沢紗季子(寿美恵)を欅準演技員、早川令子を客員、小林克巳、小尾隆男を研究所所員に採用
橋爪功、正演技員に昇格
▼6月
荒川哲生、I・T・I世界会議に出席。その後アメリカ各地を廻り、ワシントン大学で『三人の盗賊』(作=八木柊一郎)を演出
▼7月
学研映画社と協同製作で、映画「演劇入門ジュリアス・シーザー」を稽古と並行で製作
『ジュリアス・シーザー』は第一回文部省主催青少年芸術劇場として高松、松山、高知、徳島を巡演
▼8月
新評議員に杉山誠氏を選出
▼12月
『榎本武揚』が昭和四十二年度文部省芸術祭賞受賞
映画「演劇入門ジュリアス・シーザー」(学研製作)が文部省特選となる

1968 昭和43年

上演作品
▽3月
『他人の眼』実験劇場No.3
『ラ・ミュージカ』 実験劇場No.3
▽5月
『桜の園』雲No.16
▽6月
『霧の中』 欅No.3
▽7月
『動物園物語』 アートシアター演劇公演
▽8月
『氷屋来る』 雲No.17
▽9月
『榎本武揚』 雲特別講演
▽11月
『ドン・キホーテ日本に現る』 欅No.4
▽12月
『アントニーとクレオパトラ』雲No.18

出来事
▼2月
アメリカ国務省、フランス外務省の招待により芥川比呂志が渡航、欧米の演劇事情を視察
アメリカ国防省の招待により小池朝雄が演劇事情視察のための渡米
▼4月
石川博、津村秀祐、三島駿一郎、山口嘉三、久保田民栄(民絵)、北島マヤ、宮田勝房など十五名を研究生として採用
劇団研究生より田中賤男、小林寛を欅準演技員に、阿部良、濱名樹義、村田元史を研究所所員に採用
▼6月
協会と毎日放送との提携により連続テレビドラマ「テレビ文学館」二十六本を製作
▼7月
米国より演出家ハロルド・クラーマン氏と演出助手並びに装置、衣裳、照明のプランナーとしてポール・モリソン氏来日、劇団雲公演『氷屋来る』に参加。沼澤洽治、臼井善隆が通訳として協力
▼7月27日
評議員 大原総一郎氏死去
▼8月14日
新評議員として、池島信平、高橋信三両氏を選出
▼8月
試演会『十字の印のある所』(作=ユージン・オニール、演出=村田元史)を協会ホールで上演
▼9月
福田恆存、トロント大学の招聘によりカナダに三ヶ月滞在、その後欧米を回る。
『榎本武揚』は文部省芸術祭主催公演として東北地方を巡演
▼11月
俳優テレンス・ナップ氏来日。雲、欅の演技員と交流、『アントニーとクレオパトラ』公演で演技指導を行う
▼12月30日
評議員 杉山誠氏死去

1969 昭和44年

上演作品
▽3月
『トロイアの女たち』 雲No.19
▽5月
『わが命つくるとも』 雲No.20
▽7月
『ブリストヴィルの午後』 実験劇場No.4
『あだしの』 実験劇場No.4
▽9月
『空騒ぎ』 欅No.5
『薔薇の館』 雲No.21
▽11月
『聖女ジャンヌ・ダーク』 雲No.22

出来事
▼3月
帝劇特別講演『明智光秀』(作・演出=福田恆存)に久米明、南原宏治、倉田爽平、藤木孝、杉裕之ら出演
▼4月
堀内逸造、森泉博行、山北史郎、磯村健治、児島光貴、戸畑順次、沢井孝子など二十一名を研究生として採用
劇団研究生より遠藤征慈、岡本富士太、柏木隆太、簗正昭、沖倉邦子、高林由紀子、久津弘子を雲準演技員に、立花房子、藤田みどりを欅準演技員に、伊藤瑛子を研究所所員に採用
深沢英子、野村昇史、寺田農、有川博、石田太郎、真屋順子、柳川慶子を雲正演技員に昇格
▼5月23日
大岡昇平理事辞任により、新理事として遠藤周作氏を選出
▼6月15日ー18日
欅試演会<モリエール特集>開催。『伯爵夫人の恋』『いやいやながら医者にされ』(演出=中西由美)を協会ホールで上演
▼7月
フランスよりジャック・ルコック氏を迎え<パントマイム講座>を桐朋学園、新劇俳優協会と共催
▼8月14日
評議員 清水与七郎氏辞任により、新評議員に福井近夫氏を選出
▼11月1日ー17日
紀伊國屋演劇公演『棒になった男』(作・演出=安部公房)に芥川比呂志、寺田農が参加
▼12月13日
顧問 岩田豊雄氏死去
▼12月
『棒になった男』の演技により、芥川比呂志が紀伊國屋演劇賞受賞